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 注)データはサンプルです。

 5日の欧米外国為替市場で円は引き続き上値を試すことになりそうだ。対ドルでは節目の1ドル=115円突破は時間の問題で、昨年12月上旬の高値である114円台半ばが視野に入った。世界的な株安傾向は5日も続き、日本やアジア株式相場がほぼ全面安。リスク許容度の低下した投資マネーの資産圧縮が継続する中、元手となっていた円への資金回帰も進みやすい。
 5日の東京市場では早朝の段階で既に円買いが拡大。日本株などの下落を見込んだ思惑的な円買いに加え、国内個人マネーなどからの損失覚悟の円買いも膨らんだ。円買いはその後も途切れずに入り、円の対ドル相場は朝方の1j=116円台後半から夕刻には115円20銭前後、対英ポンド相場は朝方の1ポンド=226円台後半から一時は昨年10月以来となる221円台半ばまで買い進まれた。
 次の焦点は5日の欧米株価や他の新興国株式相場の動向。株安に歯止めがかからないようなら円の上昇余地も広がろう。仮に株価が多少持ち直したとしても、市場心理が大幅に円買いに傾いている最中だけに、円高の抑制効果は限られそうだ。
 経済指標でも円買い方向の材料への感応度が高まっている。米サプライマネジメント協会(ISM)は日本時間24時に2月の非製造業景気指数を公表。市場では前月比2.0ポイント低い57.0程度まで悪化するとの予想が多く、米国株が売りで反応するようなら円買い・ドル売りの根拠になる。(GI 今 晶)

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